樹っ木の日記

静かな木の下で 日々の学び と 遊びうた

かりそめの…


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焼き締めた備前の風鈴初音かな

 

すべてを忘れる事は

無いと聞く。

老人ホームで、その道の達人に出会った。

やや多動で、職員さんはご苦労中。

  「遊んで行かれませんか!?

    絵でも何でも。

    良いですやん。       

       まぁ座ってください。」

 

「わしはなあ、

 そんな簡単なんは、書かん…」

 

  「あら、

   わたし、色々と書けるんですよ」

  「お名前は?」 

 

 「○○」

  あら、なるほどね、、。

  名のある方でいらっしゃった。

   

 名字(おっ!ウマイが出た。)

 烏城、炎、緋襷

 

 冴えないお手本を、

 ご自由にアレンジなさり半紙を

 四枚仕上げられた。

 半紙と言えども

 これが、さすがの仕上がり。

 

 文字づらは、まさに陶印の姿、

 空間が美しい。

 

 「完璧!尊敬申し上げます!」 

 手持ちの書の雑誌からお好きそうな

 ページを、見せる。

 「おぅ!」

 威勢の良い反応が出た。

 気があう。。

 

 水墨画の紅梅。

 

 備前の山に、紅梅。

 春に訪ねてみたい。

 

襟裳岬

襟裳岬