少し前になる。
祇園祭りの頃、
お稽古の帰りに友達とお道具やさんに
向かう。
お店で長老の先生を見かけた。
変わらずいつもの怖いもの知らずで、
ご挨拶を。
図々しく紙のご相談もした。
先生は立ち話が気になるらしく、
ソファに座るようにと…。
色んなお話を拝聴。
「一念岩をも通す」
かなりの厳しさは噂で知ってはいた。
お稽古のさ中に、灰皿を飛ばした話も、
語られた。
加えて、
出会った先生にお手紙を出した話。
何枚も書き直したと。
倣い、私は、失礼ながら葉書きを。
10枚くらいは、書いた。
寸松庵色紙がフッと降りてきたような
お葉書をいただいた。
今年の夏の思い出。